昆布は海の野菜といわれ、栄養成分がいっぱいです。

3日目のおでんが終了しました。大根の中にはもちろん、コンニャクや玉子のなかまで、しっかりと出汁が入っていて、とってもおいしかったですよ。残ったお汁には、うどんを入れていただきました。ああおいし。ところで、出汁を取り終えた昆布は、あとで佃煮にします。それから、おでんに入れる昆布は、パリッと乾燥させて結んであるものがおすすめ。というわけで、昆布のお話です。昆布の栄養、いってみましょうか。

昆布は、特にヨウ素の含有量がトップレベルです。ヨウ素は海藻類に広く含まれていて、甲状腺ホルモンを正常化して、新陳代謝を促すはたらきをするミネラル。昆布には水溶性食物繊維が豊富に含まれ、そのひとつで昆布のぬめりの元となっているアルギン酸は、がん予防やコレステロール、血圧、血糖値の低下に働きます。さらに昆布の栄養成分には、コレステロールや血圧・血糖値を低下させる作用があるフコイダン、強い抗酸化作用でコレステロールの酸化を防いで動脈硬化を予防するカロテン、余分なナトリウムを体外に排出して血圧を正常に保つカリウム、昆布特有のアミノ酸で降圧作用があるアラニン、血中コレステロールを低下作用や中性脂肪を減少させるフコステロールなどが含まれています。だから、時々は昆布も食べましょうね。