教育も健康も、10歳までに礎を。

ちょっと食べることや栄養とは関係のない話ですが。これまでにいろいろな中高生に勉強を教えたアルバイト学生が、勉強の伸びない中高生に共通点を見つけたという。それは、どんな子かというと、指示すれば何でも素直にやるが、意欲がない。計算は速いのに、考える問題では思考が停止するそうな。なんでそうなったかというと、そんな子は、幼い頃に無理矢理イヤなお稽古ごとをさせられていたという。さらには、要領のいい子と比較されて、あなたはどうしてそれができないの、と自分を否定された経験があったそうな。要は、勉強も人間関係も仕事も、根っこは10歳までの教育によって、人間が形成されてしまうというお話。子どもの教育こそが大切なんですね。

で、次は、小児期に乳製品やカルシウムを多く摂取した人は、長生きができるそうな、という話し。オーストラリアの医学研究所が、イギリスの家庭の70年前の調査を基に、その子供たちの追跡調査を65年にわたって行ったそうな。すると1930年代にカルシウムを多く摂取した子どもは脳卒中の死亡リスクが少なく、乳製品またはカルシウムの豊富な食事を摂っていた子どもは、成人後のあらゆる原因による死亡率の低いことが判明したそうな。まあね、昔の調査だから、曖昧なことも多いでしょうけど、その可能性はある、ということですね。で、また、乳製品は推奨するが、低脂肪乳か無脂肪乳が特におすすめらしい。ま、どちらにせよ、子どもの時期に、教育や人間性の基礎も、健康の基礎も作られるということですね。これだけは、間違いがないようです。