血圧数値、糖尿病数値の、一喜一憂。

最近、簡易の血圧測定器を家に置いて、毎日測定している人が多いと聞きます。それはそれで健康維持のバロメーターとして日々チェックするのはいいことですよね。でも、測定するという行為にのめり込みすぎて、毎日測らなくては落ち着かない。そして、その数値に一喜一憂している人が多いんですよ。私の知り合いに、そんな人がいる。会うたびに、今日の血圧はこうだったとか。そりゃね、血圧の高い日もあれば、低い日もあるんだから。で、血圧が高いと、急に塩分を気にしだしたり。やおら散歩をはじめたり。数値が平常に戻ると、またそんなことは忘れてしまったりする。忙しい日もあれば、ゆっくりできる日もある。日々にメリハリがあるのは当然でしょうけど、身体にとっての急激なメリハリは血管に負担がかかるのですよ。だから血圧の数値にもその影響が現れる。

要は、血圧の数値を気にする以前に、毎日の食事とか、日々の過ごし方を注意すればいいと思うんだけど。味付けの濃い食べ物ばかりを好むようじゃ困りますよね。これって、スナック菓子、ファストフード店の味付けに影響されているように思うんですね。いつのまにか、濃い味付けこそが、おいしい味だと慣らされてしまっている。知らず知らずの味覚の変化が、高血圧の原因になっていることが多いんですよ。病院に通って、様々な数値が悪かった上に、大量の薬を処方されて、それを毎日飲み続けるって大変なことです。もうそうなれば、ヤク漬けならぬ、薬漬けですよね。抜け出すことは至難の業。

だから、私が普段から心掛けているのは、出汁はできるだけ自然の物を活用する。かつお節、昆布を上手に活用してね。できるだけ、旬の素材を利用する。旬の物はそれだけ栄養が高いから。夏のホウレンソウと、冬のものじゃ、格段に冬の方が高いですからね。そして、見た目やフィーリングを大切にすること。特に、久しぶりに会った知り合いから、痩せたねとか、太ったねとか、身体の変化や、顔色などを指摘されたら要注意です。その時は、病院に行きましょうね。病は気から起こるものですが、くよくよするのもいけないし、のほほんとし過ぎるのもいけない。何事もほどほどがいいのですよ。