1本の中に2本分が入った、変なニンジン。

ニンジンの先が枝分かれして、手の指のようになったニンジンはよくありますよね。ところが、この写真の右側のニンジンは、切ったら切り口の中が2本分になっている。左は普通のタイプで、右は不思議な切り口でしょ。一体どういう育ち方をしたのか。枝分かれしようと思ったんだど、やっぱりいっしょになろうというで、くっつきあった。でも、すき間ができているのは、その名残なのか。今年の夏は暑かったから、野菜の育ち方にもいろいろあったのですね。

さて、ニンジンといえば、ベータカロテンがいっぱいで、体内で一部はビタミンAに変わります。残りはそのままカラダに蓄積され、ベータカロチン自体が発ガン抑制効果を発揮するのです。ビタミンAには、発育を促進する。粘膜の乾燥を防止し、細菌感染に対する抵抗力を高める。肌荒れやシワを防ぐなどの効果。眼の疲れをとる効果があります。不足すれば、成長が止まる。夜盲症を引き起こす。カラダの各所でリゾチーム酵素の分泌を悪くします。ビタミンAは大事ですよ。ニンジンは、この他にも、ビタミンB1、B2、Cなどを含み、カルシウムや鉄分、リンなどを多く含むアルカリ食品です。だから、積極的に食べましょうね。面白いニンジンを見つけたから、こんな話になってしまった。