バジルは、王家の薬草だった。

またまた、道の駅でバジルを見つけました。バジルといえば、思い浮かぶのはスパゲッティ。さっそくミキサーに、オリーブオイル、レモンを入れて、まるで青汁状態に。さらに、カシューナッツ、ニンニク、松の実などを細かく砕いて、ソースに加えて、あとはパスタにからめるだけ。で、いただきました。結構さっぱりした味わい。ん、ん、ん、何か足りないなと思ったら、粉チーズでした。でも、なくてもそれなりに楽しめ、なにより暑い夏の栄養補給なんですね、バジルは。

バジルは、古代ギリシャで、王家の薬草として古くからその効能が利用されてきました。咳止めや鼻の通りをよくする効果があるといわれ、殺菌・抗菌作用も強く、口内炎、鼻炎、下痢止め、肝臓病にも使われていたようです。栄養的には、ベータカロチン、ビタミンEが豊富に含まれています。ミネラルでは、カルシウム、鉄分、マグネシウムなどが比較的多く含まれています。

バジルの香り成分である、リナロール、カンファー、オイゲノールには鎮静作用があり、神経を鎮めて精神的な疲労を和らげる作用や、リラックス効果があります。また、香りの刺激で食欲を促すだけでなく、胃炎や胃酸過多など胃腸の働きを改善する働きがあります。微量のサポニンを含んでいるので咳止めの作用があります。ところで、後で聞いた話ですが、バジル、トマト、モッツァレラチーズの組み合わせもおいしいらしいのです。これは、またいつか。