日本人が大好きなマグロの話。

日本人って、本当にマグロが大好き。お刺身といえば、マグロ。寿司といえば、トロなど。でも、私は赤身が好きなんですね。コクがあって、じんわり旨味もある。ま、これってクロマグロでなきゃ、味わえないおいしさです。しかし、クロマグロも絶滅危惧種になりかけていて、困ったことです。ところで今、養殖マグロが注目を集めていますよね。いわゆる近大マグロというもの。しかし、これを刺身で食べると、身に締まりがなく、とても食べられたものではないそうです。やっぱり身の締まりは大海を縦横無尽に泳いでこそ得られるもの。養殖では、とても同じ味わいというわけにはいきません。残念ですが。

でも、まぐろの栄養は遜色のないはずですから。ちなみに私は刺身も好きですが、マグロのステーキも好きなんですね。サラッと小麦粉をつけて、塩コショウ、醤油をタラリでソテーする。これがまた、おいしい。暖かいから、カラダにもいいのですよ。さて、そんなマグロの栄養は、ＤＨＡがたっぷり含まれていること。ＤＨＡは脳に十分補給されていると、脳細胞の減少が抑えられ、脳細胞の突起が伸びて情報の伝達がスムーズに行われるといわれています。さらには必須微量元素のセレンを含みます。セレンは、脂肪の酸化や過酸化脂質の生成を防ぎ、血管の老化予防に役立つビタミンＥと共同で過酸化脂質を分解します。

マグロは部位によって栄養が異なります。赤身は良質のタンパク質と鉄分が豊富。トロはビタミンＤ、ＥやEPA、DHA。血合いは、ビタミンＥ，鉄分、タウリンが含まれています。なので、豊富な鉄分から貧血防止に役立つといわれています。だから、刺身も暑いからいいんですけど、本当にコクがあって旨味のある刺身ってめったに出逢わないはず。メバチマグロやビンナガマグロでは、とてもおいしさは味わえませんから。最近、外食しても、スーパーで買っても、おいしいマグロはめったとありませんから。だからマグロステーキがおいしいのです。

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