男性ホルモンの低下で、骨折リスクが上昇。

男性ホルモンの一種、テストステロンはコレステロールを原料として、精巣内で合成され分泌されています。成人男性が精巣で1日に分泌するテストステロンは7ミリグラムくらい。で、テストステロン分泌のピークは20歳代がピークで、その後、加齢と共に衰えてきます。で、テストステロンの減少を男性更年期というのですが、これはまったく個人によって様々に違います。

何が言いたいかというと、60歳以上の男性で、テストステロンの分泌が低下すると、骨折のリスクが増加するらしいのです。つまりテストステロンのレベルが低下すると、気力や性的欲求の低下だけでなく、筋肉量の減少、腹部脂肪の減少、骨がもろくなり骨折しやすくなるといった現象が現れるのだそうです。

よく女性が閉経を迎えて、女性ホルモンのエストロゲン減少によって骨量も減少するといわれていますよね。それと同じことが、やはり男性にも現れるようです。ただ、男性ホルモンのテストステロン減少率は個人差が大きすぎて。70歳代でも30代のレベルを維持している男性も多くいますから、一概には言えないんですけれどね。そんなわけで、加齢による骨折リスクには注意しましょうね。ま、このブログを読んでいる人は、若い方が多いはず。皆さんのお父さんや、おじいさんにも、このことを踏まえて、健康管理には十分に注意をはらってあげてください。

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