こんにゃくに栄養価なんて、ありません。

私たち日本人って、大好きって訳ではないけど、結構こんにゃく類を食べますよね。今は夏だから、おでんってわけでもないけど、おでんにこんにゃくはつきもの。煮物や味噌の田楽、煮しめなどにこんにゃくは、よく使われています。ダイエットにこんにゃくがいい、などと言いますが、どうした私たちは頻繁にこんにゃくを食べるのでしょうか。

さ〜て、こんにゃくに含まれる栄養素は、ビタミンB6が0.02ミリグラム、葉酸が1マイクログラム、ナトリウムが10ミリグラム、カリウム33ミリグラム、カルシウム43ミリグラム、マグネシウム2ミリグラム、リン5ミリグラム、鉄0.4ミリグラム、亜鉛0.1ミリグラム、銅0.02ミリグラム、マンガン0.02ミリグラム。本当に栄養価なんかは微々たるものです。

こんにゃくの97%は水分で、このように栄養価はほとんどありません。でも、グルコマンナンという人間の消化酵素では消化できない食物繊維を含んでいるんです。だから、消化されずに腸まで届くために、腸の働きが活発になり、腸内で体内の老廃物や毒素を吸収して体外へ排出します。この食物繊維は、コレステロールを吸収するので血糖値を下がる働きもあり、便秘を防ぐだけでなく糖尿病の予防にも役立つんですね。

こんにゃく美人などと言います。こんにゃくをしっかり食べている人は、便秘もなく素肌がきれいな人が多い。こんにゃくには肌の保湿を保つセラミドが含まれています、セラミドは、シミの原因にもなるメラニン色素を抑える美肌効果があるとも言われているんですね。ま、知識やデータうんぬんより、昔から習慣的に食べられている食材を利用するのが、健康維持には最適のなかも。田舎こんにゃくは、歯ごたえもあって、おいしいですよ。なんども咀嚼することで、他の食材も効率的にカラダに摂取できるからでしょうね。