食用菊を食べない人は、愚かな人。


とまでは言わないけれど、よくお刺身に付いている菊の花。単なる飾りだと思っている人、多いんじゃないかな。大葉や大根のつまは食べても、菊の花を食べる人は少ないらしい。この前も、刺身を食べたとき、私が添えてある菊の花をパクッと食べたら友達に変な顔をされました。ええ〜、そんなもの私は食べないのに、と。あ〜あ、あなたはなんて不幸な人だ。食用菊の良さを知らないなんて。

実は菊の花は、健康にピッタリのヘルシー食品で、タンパク質、炭水化物、ビタミンB1、B2、C、カルシウムやカリウムなどが多く含まれ、解熱作用があるので頭痛、めまい、頭が火照るといった症状に効果があり、自律神経を安定させる働きがあるといわれています。知ってましたか、皆さん。

そしてアルカリ食品なので、毎日食べ続けると、高血圧、狭心症、脳動脈硬化の予防にも効果があるそうなんですよ。ねっ、ここまで言われたら食べるしかないでしょ。でも毎日食べ続けるのはちょっとね。そりゃ〜私でも、毎日はちょっと嫌です。

最近の研究で、神経細胞の生成や維持にかかわるタンパク質となる神経成長因子の生成を促す作用が、食用菊などの植物にあることが発見されたそうな。わかりやすくいうと、認知症を予防する効果があるのではないか、といわれているのです。ね、恐るべし食用菊です。だから、刺身に付いていたら、ラッキーと思って食べてみましょう。今はね、逆にそんな食品の方が、意外と栄養価が高いのかもしれません。食用の菊の花ってのは、いろいろ種類がありますから、お試しくださいね。