多くの人が殺されました。

故郷を遠く離れて行った異国の地で、多くの人が殺されました。もちろん、殺したのは人間です。その殺した人もほとんどが殺されましたが。多くの人が殺し殺され、こういうことができるのは人間だけですね。人間って、なんて罪深き種族なんでしょうか。ま、食料として大量の他の種族を飲み込み、貴重な栄養源として生きている種族もありますが、人間はただただ人間を殺すだけです。どうしてこういうことになったのでしょうか。とある人のお話です。延々と子孫を受け継ぎ、次に繋いでいる100人の村があります。彼らは決して100人を越えることはありません。ずーっと100人を維持してきました。そこに100人の種族が助けを求めて入り込んできました。200人となっては食料さえままならず、生き延びることはほとんど不可能です。その100人は新しい100人と対立し争いになりましたが、すべてが新しい100人に滅ぼされてしまいました。新しい100人は子孫を繁栄させ200人となりました。しかし、200人となっては食料が不足します。やがて、200人は100人と100人に分かれて争いとなりました。強い方の100人は弱い100人を駆逐し、その100人で今まで通りの生活をはじめました。しかし子孫が繁栄し、また種族は200人になりました。こうして同じことは延々繰り返されます。ひょっとして今の地球って、先ほどの村のように100人の容量しかないのに、もう600人、700人、いやもっとに増えているのかもしれません。他の人種を排除することでしか、その人種が生き延びられないような状況に、もう私たちは到達しているのかもしれません。恐ろしいことですが。人間だけが、人間を大量に殺すことができるのです。それが時代の流れとしたら、本当に恐ろしいことですよ。早く手を打たないと。