岡山県にペットを売らないペットショップがあるんですね。

かなり前の放送ですが、5月7日の日本テレビ「志村どうぶつ園」の中で、ペットを売らないペットショップというのが紹介されていました。岡山県にあるそうです。店内に入ると、一見普通のペットショップでペットフードやグッズが豊富に取りそろえられて、奥にはガラス向こうのゲージに入ったワンちゃんが何匹もいます。ただ、そこには普通のペットショップにありがちな、犬の販売価格の値札がありません。どういうことか?つまり、この犬たちは保護犬で、保健所や動物愛護協会から預かっている犬だという。ここで新しい飼い主があらわれるのを待っているのです。なんという心がほんわかする良い試みでしょうか。もちろんだれにでもその保護犬が譲渡されるわけではありません。ちゃんと、最後までそのワンちゃんを愛して世話してくれるのかを見極めて引き渡されるのです。私も住んでいるマンションは犬は飼えません。でも、ワンちゃんやネコちゃんは好きなので、ペットショップではしっかりと眺めています。ペットショップではお金さえ出せば、住環境が許せば誰でもワンちゃんやネコちゃんが飼えるのです。しかしすべての飼い主が、いつまでもお金を出して買ったワンちゃんを最後まで飼い続けるかどうかは、大いなる疑問でしょう。人間こそは犬やネコよりもわがままで自分勝手です。そんなことに漬け込んで、お金持ちにだけペットを売りつけようとするペットショップはあって欲しくはないですね。ドイツでは犬を販売するペットショップはなくって、すべて厳粛な審査に基づいてワンちゃんが譲渡されるのです。お金さえ出せば買う人がいるから、ペットを繁殖させてお金を儲けようとする人がいるのです。羽田空港で保護された4匹の犬は、野犬とは思えません。どう考えても、かつて買われていた犬を誰かが放置したのに違いありませんよ。人間こそが欲望に満ちた、悪しき生物なのかもしれませんね。