おんぶの赤ちゃん転倒で死亡。本当に自動車運転手が悪いのか?

東京の府中街道で、生後7カ月の赤ちゃんを背中におんぶして自転車に乗った女性が、信号機や横断歩道もない場所で信号待ちしていた車の間をすり抜けて渡ろうとして、反対側を走ってきた自動車に接触して自転車ごと転倒して、おんぶの赤ちゃんは頭を打って亡くなってしまいました。自動車を運転していた女性は警察に逮捕されてしまいました。なんだかやり切れない事故ですね。実は東京都は乳幼児をおんぶして自転車に乗ることを認めています。これもなんだかおかしいですね。認めたら安全が保証されるようなお墨付きです。とうぜん赤ちゃんはヘルメットをしてはいません。まだ首もしっかりしていない赤ちゃんにヘルメットをさせることは却って危険なのです。ところで、この事故なんですが、自動車が自転車をはねた、のではなく、自転車が左から来た乗用車と接触した、とあります。テレビでちらっと画像をみましたが、乗用車の側面に自転車がぶつかったらしい跡があります。要は、走っている車の側面に自転車がぶつかったのです。もし、自動車同士の事故なら、横から飛び出して走っている自動車の側面にぶつけた自動車の方が悪い、という結論になりますよね。しかし、自転車の女性は横から飛び出したのでしょう。自動車を運転していた20代の女性は逮捕されたでしょうけど、全く不幸な出来事だったようです。横から勝手に飛び出してくる自転車など避けようがありません。もうすでに走っているのですから。さて、赤ちゃんを亡くした自転車の母親、接触された自動車を運転していた女性。どちらが悪いのでしょうか。事故原因比率はどうなるでしょうかねえ。当然、保険なんかが絡んできますから。保険会社はどう判定するでしょう。過失事故による刑事裁判とは判断が違いますからね。