春の甲子園出場校32校中、私立高校は25校も。

今、春の選抜高等学校野球大会が甲子園で開かれていますよね。32校が参加しての熱戦が日々行われています。で、出場校32校中の25校が私立高校で、7校が公立高校です。まあこの比率じゃ、そんなものかと思うのですが、3校の21世紀枠が公立高校となっています。つまり、春の大会は、秋の地区大会で評価されていますから、その地区大会を勝ち抜いたのはほとんどが私立高校ってわけです。おそるべし私立高校の実力。来るべき少子化に備えて、着々と自校を有名校に仕立て上げているわけです。それに、今は週刊紙で有名大学の高校合格者数が掲載されていますね。東大京大をはじめ、どこもかしこも私立高校が上位を占めています。都立高校なんかほんの少し復活したとはいえ、私立高校に抑えられて往年の輝きを取り戻すことはもう不可能でしょう。高校でも勝ち組、負け組、はっきりしてきましたね。勝ち組高校になるための甲子園大会になってきました。大阪から東北へ、兵庫から北海道へ、野球留学する高校生も相変わらず多いと聞きます。ここでも何かが歪んでいるのですね。