女子ジャンプの沙羅さん、また優勝しました。

オリンピック前の最後の試合となる女子ジャンプのワールドカップ第12戦、第13戦ともに、高梨沙羅選手が優勝しちゃいました。いや〜、そりゃ〜沙羅選手が優勝することはうれしいですよ。でも、究極はやっぱりオリンピックで優勝してもらいたいということに尽きるのです。だから、運というものがあるのなら今のうちにそんなに使わないでもらいたい。そんな気持ちを私たちは持っているのかもしれませんねえ。それこそ、5回のうち3回勝てば優勝だったら、高梨沙羅選手はほぼ間違いないでしょう。でも、オリンピックは試合がひとつしかなく、2回ジャンプのその試合だけで金メダルや銀や銅が決まられてしまうのですよね。だから、5回のうち4回勝つことができても、その負けるタイミングがオリンピックの時に来たら、なんてイヤな想像をしてしまいがちなんですよ。日本人って本番に弱いと言われていますよね。何でそうなるのか。それは、防御的に悪い事態を想定しておけば、万が一失敗してもそれほど落ち込むことはないはず。逆に、絶対に優勝だと言い聞かせておくと、失敗したときに大きく落胆する。それで、日本人って、悪い方を想定するのだそうですよ。でも、結局、引き込まれるように悪い方にいってしまうのです。で、いいイメージを想定して試合に臨むと、却って空回りしてしまう。それで、結局は失敗してしまうわけですよ。なんてことを、いろいろと想像しちゃっています。周りって余計な心配をついしてしまいがちなんですね。とにかく、がんばれ高梨沙羅選手です。私たちはただただ見守りましょう。もうすぐ、オリンピックが始まります。