「地球が静止する日」、人間は地球の害虫か。

先日、テレビでキアヌ・リーブス主演の「地球が静止する日」をやっていました。なんとなく見てしまったのですが、考えさせられる内容だったですねえ。要は、このままだと人類が地球を滅亡させてしまう。それを防ぐために、人間の姿をして超能力を持ったエイリアンがやってきたのです。で、人間以外の生物を救い、人間だけを滅ぼそうとするエイリアンがいよいよ行動を開始します。結局は、人間が考えを悔い改めるチャンスをくれと、エイリアンに懇願して、それで地球というか人類は救われるわけなんですが。そうやって考えてみると、確かに人類は地球を破壊しているんですよね。何百万年もかけてが堆積した生物遺骸が石油に変わったけど、その産物を人間が一気に消費し、大気に二酸化炭素や窒素酸化物や硫化化合物を放出して地球を限りなく汚していますよね。大地をコンクリートアスファルトで覆って、人間以外の生物をどんどん追いやっています。人間と言えば、限りなく増殖して地球の人口は70億人を突破して、2050年には100億人に達しようとしてますから。地球上が人間ばかりになるから、戦争や内紛が起こるんですよね。今、アルジェリアで反政府勢力の武装組織が外国人を人質にして、交戦状態に入り日本人が巻き込まれたようです。宗教もからんで、人それぞれの思惑って、なかなかうまく一致しませんよね。映画「地球が静止する日」が示すように、地球の最大の害虫は、きっと人間なんでしょう。人と人が争いをして、地球がとばっちりを受けている、そんな感じですね。どこまでも、地球を汚し続けている愚かな人間たちです。そんなことを映画を見て、しみじみ考えてしまいました。