タバコとお酒やりたいから、早く出産したい。


とある妊婦さんが、そう言ってしまったから物議を醸し出しているようです。その妊婦さんというのは、フランスのサルコジ大統領の奥さんで、元モデルで歌手だった人。43歳で妊娠9カ月での発言だそうです。つまり、妊娠前は好きだったタバコもお酒も、妊娠中は飲めないのでフラストレーションが溜まっている、と誤解を受けたようですね。この発言に対して、なんて母親だ、と批難が集まっているようです。でも、子どもの生むって大変なことなんですよ。この辛さは、決して男の人にはわからないでしょう。

私の知り合いには、あんなに苦しい思いを、痛い思いをして赤ちゃんを産むなんて、もう二度としない、と言い放った人がいますよ。私はその時、なんて冷たい人、と思ったけど。でもその人にとって妊娠と出産は、それほど辛かったんだ、と。でもね、結局その人は3回、赤ちゃんを産んでいます。その度に同じことを言っていたんですが。口でふと思ったことを言うことと、生まれてくる赤ちゃんに対する愛情とは、まるで別物なんですよ。誰だって、時には愚痴ってみたり、つぶやいたりしているでしょう。だから、ツイッターっだって流行っているんですよ。時々思わずこぼしてしまう、その時の感情。でも、思い返して、もっと大切なものに、気づかされている。そんなものですよ。

だから、サルコジ大統領の奥さんが言うことは、まさにその通りですね。でも、そんな人ほど、きっとおおらかに赤ちゃんを育てることでしょう。私はそう思う。ちょっとしたはけ口だって、あっていい。だから、すべての妊婦さんに、幸あれ、ですよ。