福島大学が、受験料をタダにするという。


でも、大学のセンター試験が1万6000円ですよね。2次試験は1万7000円だから、合わせて、3万3000円ですよ。私立大学の3万5000円よりは安いと言えるでしょうけど。ということはさておいても、国立である福島大学がすべての学生に対して授業料を免除する試みは、素晴らしいことです。これによって福島大学の受験者が、どれだけ増えるか楽しみです。でもね、国公立大学の入学希望者って、なんで2回も試験を受けなければならないのでしょうか。1回で済めば、受験料だってその半分で済むわけだし、その試験に関わる手間だって膨大なことになるでしょうに。

そういえば、今はおばさんの私ですが、若い頃はセンター試験なんてなかったのですよ。国公立大学は一期と二期に別れていて、一期の入試は3月3日から。二期は3月23日からと決まっていたのです。それに受験料だって、たぶん3000円くらいだったと思います。それをセンター試験なんか始めちゃったものだから、受験生は二度手間になりましたよね。そのセンター試験も、受験生は程度の低い大学まで参加しているものだから、試験問題のレベルが高すぎるといわれる始末です。だから、センター試験も難易度によって、2段階に分けるべきだという人がいましたね。これも、レベルの低い大学が多すぎるからですよ。お笑い沙汰だと思いませんか。

おっと福島大学でした。ま、2次試験の受験料をタダにするのは良しとしましょう。でも、国立大学自体の入学金や授業料は、初年度は80万円くらいするんですよ。そりゃ〜100数十万円する私立大学より安いかもしれませんが、依然として80万円は大金ですよ。だから、成績優秀者の授業料を免除すればいいのですよ。優秀な学生を集めたかったら、それくらいのことをして当然なんですけど。あと、国立大学の授業料ですが、東京大学琉球大学が同じというのもなんだか変ですね。東京と沖縄では生活にかかるお金が違いすぎるのですから、入学金や授業料にも地域格差を持たせるといいのではないでしょうか。ま、そんなわけで、福岡大学じゃなかった。福井大学じゃなかった。福島大学に優秀な学生さんが集まるといいですね。