サッカーの松田選手と、急性心筋梗塞。

もう松田直樹選手がお亡くなりになってから、半月が過ぎました。9年前に開催された日韓ワールドカップの日本代表として予選リーグ、トルコとの決勝トーナメントにディフェンダーとしてフル出場していましたね。そして、34歳でした。トップアスリートとしては峠を越えた年代かもしれませんが、一般社会人としてはこれから働き盛りの世代ですよね。その屈強な肉体を持っているはずの選手が、です。病名は、急性心筋梗塞。いきなり来る恐ろしい病気です。

8月5日ですが、かつての名優アンソニー・クインさんの息子で、俳優のフランチェスコ・クインさんが48歳でお亡くなりになりました。フランチェスコさんは、息子さんとジョギング中に倒れ病院に搬送されたが及ばなかったということで、死因は心臓発作の可能性が高いそうです。これも、急性心筋梗塞の疑いが強いでしょう。去年の1月には、元阪神タイガース投手だった小林繁さんが心筋梗塞でなくなっています。

心筋梗塞とは、心臓の筋肉に酸素と栄養を運んでいる動脈が詰まって、血液が行き渡らなくなり、心臓の細胞や筋肉が停止した状態になります。どういう症状かというと、左胸から胸のまんなかにある胸骨の奥にかけて、しめつけられるような強い痛みが起こるそうです。実は、知り合いの89歳のお父さんも、胸の痛みを訴えて病院に運ばれ、結局は心臓の冠動脈カテーテル治療を施したそうです。運が良ければ、痛み、病院、手術と手はずを踏むことができますが、いきなり痛みがきて意識不明に陥ると、回復の望みは少なくなるんですね。

で、急性心筋梗塞の危険因子にはどのようなものがあるかというと、遺伝的因子、肥満、高血圧、高脂血症、喫煙、ストレス、糖尿病や高尿酸血症などの代謝異常、A型性格などだそうですよ。塩分控え目で野菜たっぷり具沢山のお味噌汁で、高血圧、高脂血症、糖尿病を防ぎましょうね。