新聞記者が容疑者写真を警察に提供して、なぜ悪い。


朝日新聞京都新聞で、とある記者が、殺人事件の容疑者に対して取材で撮影した本人の姿を警察に提供した。でも、各新聞社の社内行動規範では、職務上知り得た情報は、報道とそれに付随する活動にのみ使用する、と決められており、画像の提供は行動規範に違反となり、報道機関としては合ってはならないことで、厳正に対処する、らしい。つまり、警察に情報提供することは、いけないことになっているという。私にとっては、なにか釈然としません。

絞殺されたのは大津市の54歳の主婦です。私だって、同年代の主婦ですから、なんでこの方が殺されたのか、その訳が知りたいですね。おっと、これは推理小説の読み過ぎでしょうか。次には、絞殺した犯人を速やかに捕まえてほしいのです。もし、この犯人が、捕まらないで、逃亡先でまた誰かを殺害する可能性だってあるのですから、いち早く逮捕してほしい、と思うのは誰だって同じじゃないでしょうか。

だから、誰だって犯人逮捕に協力するのが普通じゃないですか。それを新聞社は、独自に取材した情報だから、警察に情報を提供したら、それはいけない行為とするのは、なにか変じゃあありませんか。もし、新聞社や記者が情報を警察に提供しないことによって、容疑者が逃げ延びてさらに殺人事件が起きたら、新聞社はどう責任を取るというのでしょうか。いや、違いますね。逆に新聞社は、それをネタにしてスクープに仕上げて、発行部数を伸ばすことを考えるのですよ。そうです。まさに新聞社などのマスコミは、ハイエナやハゲタカのようなものですよ。人の不幸を新聞記事にして、発行部数の伸ばしているのですよ。ま、とにかく、この犯人が早く捕まることを願っています。