美しいおとぎ話、「マディソン郡の橋」。


昨日、「マディソン郡の橋」という映画をテレビで見ました。むろん、地上波の民放でも、BSチャンネルでもなく、これはケーブルテレビのムービープラスというチャンネルで見たものです。私んちは、ケーブルテレビに加入しているので、こういうおまけのチャンネルがあるのがうれしい。もちろん、WOWOWなんかにお金を払って加入しません。ただし、NHKはBSも含めて視聴料を支払っています。でもね、ケーブルテレビだと、団体で入っていることになるから、NHKの料金がかなり安くなるのですよ。とまあ、そんな話はさておいて、「マディソン郡の橋」でしたね。

この映画は、10数年前の映画だから、たぶん民放などで放映があって、一度見ているはずなんだけど、まったく私はストーリーを忘れています。ちょっと忘れっぽくなったのかもしれません。これからは、映画でも何でも、テレビなどで見た映画を記録しておく必要がありそうですね。備忘録として、ね。もう50代だから、そんな年になったのですね。

で、この映画のヒロインは、40歳前後なのでしょうか。子どもが、16歳と15歳なのだから。その時の、家族がいない4日間の不倫を描いたものなんですね。で、ヒロインが年老いて亡くなって、子供たちには旦那さんが眠る墓には入らないで、火葬にして遺灰を橋からまいてほしいと言い残す。それほど、4日間の愛を永遠のものにしたかったヒロインです。不倫の相手は、先に亡くなっていて、後見人が橋から遺灰をまいていたようです。

で、ヒロインの息子と娘たちは、なぜ母親が不倫をしたのか、遺灰を橋からまくように望むのか、母親が書き残した日記を読みながら、やがては納得する訳なんですね。そして、不倫相手と同じ場所に遺灰はまかれて、映画は終わります。ね〜、美しいおとぎ話でしょう。共に生きてこそ愛は叶うはずなのに、お互いに死んでから愛を成就させた。やはり、映画なんですね。小説なんですね。でも、クリントイーストウッドは、恋愛映画には似合いませんね。ロマンティックなお話ですが、現実主義の私には関係ないですね。恋よりは生活ですから。